
湘南乃風やWANIMAの曲、レゲエ・ヒップホップのMCで頻繁に登場する 「Big Up!」。
意味を知らずに「なんかかっこいい言葉だな」と聞き流している人も多いかもしれません。
Big Upはジャマイカ発祥のスラングで、「尊敬」「感謝」「最高!」を一言に詰め込んだ、レゲエ・ヒップホップカルチャーの定番表現です。
ただ、シンプルに見えてBig Upの使い方は3パターンあり、それぞれで意味のニュアンスが変わります。
この記事では、Big Upの基本的な意味から、3つの使い方、返し方、ビジネスシーンでの注意点まで例文付きで解説します💪
この記事のポイント:
- Big Up(ビゴップ)の基本的な意味とジャマイカ発祥の背景
- レゲエ・ヒップホップ・湘南乃風・WANIMAでの使われ方
- 感謝・褒める・呼びかけの3つの使い方と例文
- Big Upの返し方と使う時のTPO
Big Upの意味と音楽カルチャーでの使われ方
- Big Upはジャマイカ発祥のスラング — 尊敬・感謝・賞賛を表す
- 発音は「ビゴップ」「ビガップ」— 現場で通じるのはどっち?
- レゲエでのBig Up — 会場の一体感を作る掛け声
- ヒップホップでのBig Up — クルーやファンへのリスペクト
- 湘南乃風・WANIMAに見る日本のBig Upカルチャー
Big Upはジャマイカ発祥のスラング — 尊敬・感謝・賞賛を表す

Big Upは、ジャマイカのパトワ(方言)から派生したスラングで、「尊敬」「感謝」「賞賛」を表す言葉です💡
直訳すると「もっと大きくする・持ち上げる」という意味ですが、実際は相手を「持ち上げて高い場所に置く」、つまりリスペクトを示す挨拶や賛辞として使われます。
✨ Big Upの基本ニュアンス
📌 尊敬・リスペクトの表明
📌 感謝・賞賛・励まし
📌 ジャマイカのパトワ(方言)が起源
📌 1980年代からレゲエ・ヒップホップを経由して世界中に拡散
1980年代のジャマイカで使われ始めたこの言葉は、レゲエやダンスホールの世界的な人気とともにカリブ海・イギリス・アメリカへ広がり、現在では英語圏のヒップホップ・SNSカルチャー全般で通用するスラングとして定着しています🎵
単なる「すごい」「ありがとう」を超えて、相手の存在そのものを高く評価しているというニュアンスが乗るのが、Big Upの面白さです。
発音は「ビゴップ」「ビガップ」— 現場で通じるのはどっち?
Big Upの発音は、カタカナにすると 「ビッグアップ」「ビゴップ」「ビガップ」の3パターンが存在します。
このうち、英語の教科書通りに発音するなら「ビッグアップ」ですが、レゲエ・ヒップホップの現場で通じやすいのは「ビゴップ」または「ビガップ」の方です⚡️
これはジャマイカ英語(パトワ)独特の発音で、「up」を「オップ」のように発音する習慣によります。
「Up Town」を「オップタウン」と読むのと同じ要領で、「Big Up」を "ビッグオップ" → "ビゴップ" と繋げて発音するのがオーセンティックな響きとされています。
🎤 発音バリエーション
・ビッグアップ:英語の教科書発音、最もスタンダード
・ビゴップ:レゲエ/パトワ寄りの発音、現場で一番通じる
・ビガップ:「ビゴップ」と「ビッグアップ」の中間、日本のレゲエシーンで一般的
どれが正解ということはなく、レゲエDJや日本のレゲエアーティストでも個人差があります。
ただ「ビゴップ」「ビガップ」と発音できると、音楽カルチャーに馴染んでいる感が出るのは確かです😊
レゲエでのBig Up — 会場の一体感を作る掛け声
レゲエやダンスホールの現場で、Big Upは観客や仲間への呼びかけの定番フレーズとして使われています🎵
DJやMCが「Bigup all the people in the place!(ここにいるみんなにリスペクト!)」と叫ぶと、観客がそれに応えて声を上げる ─ そんな会場全体の一体感を作る掛け声として機能しているのがレゲエでのBig Upです。
もともとレゲエ・カルチャーには「ヴァイブス(vibes)を高め合う」「コミュニティで支え合う」という価値観が強く根付いていて、Big Upはその精神を体現する言葉として育ってきました。
「レゲエではBig Upは『リスペクト』に近い意味で使われます。挨拶、感謝、賞賛、おめでとうなど、ポジティブな気持ちを乗せる万能フレーズです」
(ジャマイカ文化に詳しい解説より)
日本のレゲエシーンでも、ライブやサウンドクラッシュ(DJバトル)の現場で「Big Up !」が頻繁に飛び交います。
レゲエファンなら一度は耳にする、カルチャーを象徴する言葉と言えるでしょう。
ヒップホップでのBig Up — クルーやファンへのリスペクト

ヒップホップにおいても、Big Upは レゲエから受け継がれたリスペクト表現として広く使われています。
1990年代以降、レゲエとヒップホップは音楽的にもカルチャー的にも深く交わっていきました。
その中でBig Upも自然にヒップホップシーンに移植され、今では世界中のラッパーやMCが、楽曲のアウトロやインタビューで仲間・クルー・ファンへの感謝を伝える定番フレーズとして使っています🎤
💡 ヒップホップでのBig Upの典型シーン
・楽曲の冒頭・アウトロで「Big up to my crew!(クルーに感謝!)」
・MCバトルやサイファーで対戦相手にリスペクトを示すとき
・ライブで地元・出身地への愛を表明するとき
・SNSで仲間のアーティストを紹介するハッシュタグ「#bigup」
日本のヒップホップシーンでも、フリースタイルバトルやサイファーの現場で「Big Up !」が頻繁に使われます。
これは単なる挨拶を超えて、互いの技術やスタイルを認め合う文化として根付いています💪
同じ系統のヒップホップスラングをもっと知りたい人は、「死ぬほどかっこいい英語100選!総まとめ」も合わせて読んでみてください。
湘南乃風・WANIMAに見る日本のBig Upカルチャー

日本でも、レゲエ・ロック・パンクの境界を越えてBig Upが広く使われています。代表例が 湘南乃風と WANIMAです。
湘南乃風は「睡蓮花」「純恋歌」などで知られる、日本のレゲエカルチャーを大衆に広げた立役者です。
レコチョクの調査では湘南乃風が「日本のBESTレゲエアーティスト」の1位を獲得し、ジャパニーズレゲエをメジャーへと押し上げた存在として認知されています🎯
彼らはライブのMCや楽曲の中で「Big up to all the massive!(会場の皆にリスペクト!)」「地元の仲間にBig Up!」のように頻繁にBig Upを使い、仲間・ファン・地元への感謝とリスペクトを伝える言葉として定着させました。
一方の WANIMAは熊本県出身の3ピースロックバンドで、メロディック・ハードコア(メロコア)の中にレゲエ・スカ・ヒップホップの要素を融合させた独自のサウンドが特徴です⚡️
🎵 WANIMA「BIG UP」
WANIMAには 「BIG UP」というタイトルの楽曲が存在します。2014年10月リリースの1stミニアルバム『Can Not Behaved!!』に収録され、TX系「モヤモヤさまぁ〜ず2」のエンディングテーマとして起用された人気曲です。
ボーカル・ベースのKENTAは姉の影響で幼少期からレゲエ・ヒップホップに親しんでおり、その土壌からBig Upが自然に楽曲タイトルに採用されました。
WANIMAは Hi-StandardのKen Yokoyama率いるPIZZA OF DEATH RECORDSと契約しているメロコアバンドですが、楽曲には仲間への感謝・地元への愛・前向きなメッセージが一貫して流れていて、その精神性はまさにBig Upという言葉と相性が良いと言えます😊
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Big Upのようなスラングは、教科書には載っていません。
ChatGPTを使えば、ネイティブのカジュアルな表現を「失礼にならないかな」と気にせず練習できます。
Big Upの3つの使い方と返し方
Big Upは見た目シンプルですが、文の中での働き方が3パターンあり、それぞれで意味のニュアンスが変わります。
ここでは、レゲエ・ヒップホップの楽曲や日常会話で実際に登場するパターンを 「感謝を伝える」「褒める」「呼びかける」の3つに整理して、例文付きで解説します。
- ①感謝を伝える「Big up to ◯◯」
- ②褒める・称える「Big up yourself!」
- ③呼びかけ・あいさつ「Bigup!」
- Big Upの返し方と使う時の注意点
- まとめ:Big Upはリスペクトのレゲエ発スラング
①感謝を伝える「Big up to ◯◯」

1つ目の使い方は、「Big up to ◯◯」の形で誰かへの感謝や敬意を表すパターンです。
この場合のBig Upは名詞として働いていて、日本語にすると「◯◯にリスペクト」「◯◯に感謝」というニュアンスになります。
ライブのMCや楽曲のアウトロで「Big up to my crew!(仲間に感謝!)」「Big up to all the fans!(ファンのみんなに感謝!)」のように、特定の相手を名指しでリスペクトするときに頻繁に使われる表現です🎤
📝 「Big up to ◯◯」の例文
・Big up to my mom!(ママに感謝!)
・Big up to all the volunteers.(ボランティアのみんなにリスペクト)
・A big up to those who helped me.(手伝ってくれた人たちに感謝)
前置詞は基本的に to が使われますが、感謝の対象や場面によって for(〜してくれたことに対して)や on(〜について)も使えます。
例えば「Big up on that performance!(あのパフォーマンス、最高だったよ)」のように、特定の行動を取り上げて称える場合は on が自然です。
迷ったときは to を選んでおけば、まず違和感なく通じます。
②褒める・称える「Big up yourself!」

2つ目は、Big Upを動詞として使い、相手や自分自身を「褒める・称える」パターンです。
動詞のBig Upは「〜を持ち上げる」「〜を称える」というニュアンスで、目的語を直接取って使います。
代表的な形が、レゲエやヒップホップで定番の 「Big up yourself!」です。
直訳すると「自分自身を持ち上げろ」ですが、実際は「君は最高だ」「よくやった」「自信を持て」といった、相手を強く称える言葉として使われます💪
📝 動詞としてのBig Upの例文
・Big up yourself, man!(お前、最高だよ!)
・Big up all the crew in the place!(ここにいるみんな、ほんと最高!)
・I want to big up everyone who supported me.(応援してくれた全員に感謝を伝えたい)
「Big up yourself」は二人称(君)への呼びかけとしても、自分への鼓舞としても使えるのが面白いところです。
レゲエの楽曲の中では、リスナーに向けて 「自分を誇りに思って、堂々と生きろ」というメッセージとして登場することも多く、単なる賞賛を超えてポジティブな自己肯定の文脈で広く使われています✨
③呼びかけ・あいさつ「Bigup!」
3つ目の使い方は、意味というよりは合いの手・呼びかけとしてのBig Upです。
この用法では「bigup」「bigups」と1単語のように繋げて書かれることも多く、会話や歌詞の最後にポンと添えて、
やあ」「よろしく」「いいね」くらいの軽い気持ちを乗せる、間投詞(呼びかけ)として機能します🎵
「It was nice, bigup.(さっきのよかったね、いい感じ!)」
このときのbigupには特に意味はなく、「man」や「dude」のように、相手への親しみを込めた呼びかけとして添えられている
レゲエDJがMCの合間に「Bigup!」と挟んだり、SNSの投稿の最後に #bigup と付ける使い方もこのパターンです。
「Big up to ◯◯」の to 以下を省略して、その場の全員に向けた賞賛・連帯感の表明として「Bigup!」と叫ぶイメージで捉えると分かりやすいでしょう⚡️
Big Upの返し方と使う時の注意点

レゲエやヒップホップのイベントで「Big up!」と声をかけられたとき、どう返せばいいか戸惑う場面もあるかもしれません。
定番の返し方は次の3パターンです。
✅ Big Upへの定番の返し方
・Big up!(同じく返す)=もっとも自然な反応
・Respect!=「リスペクト!」と敬意で返す
・Big up yourself!=「あなたこそ最高!」と返す
形式にこだわりすぎず、笑顔で「Yeah man!」「Thanks man!」と返すだけでも気持ちは十分に伝わります😊
ここで一点注意したいのが、Big Upは完全にカジュアルなスラングで、ビジネスや目上の人には使わない方が無難という点です。
もしフォーマルな場面で「尊敬しています」「感謝しています」を伝えたいなら、次のような表現に置き換えるのがおすすめです。
💼 フォーマルに「リスペクト」を伝える表現
・respect:尊敬する(一番ニュートラル)
・look up to:尊敬する・見上げる(個人への敬意)
・admire:感心する・憧れる
・praise:賞賛する(フォーマル)
・commend:公に評価する(最もフォーマル)
Big Upは仲間内・音楽シーン・SNSのカジュアルな投稿などで、信頼関係がある相手に対して使うのがベストです🎯
逆に言えば、TPOさえ守れば、教科書には載っていない「ネイティブっぽい温度感」を出せる便利なフレーズなので、シーンを選んで積極的に使ってみてください。
同じく場面選びが重要なスラングについては、「クソッタレの英語表現20選|ネイティブが使う悪口スラング」でも詳しく解説しています。
まとめ:Big Upはリスペクトのレゲエ発スラング
ここまでBig Upの意味と使い方を見てきました。最後に重要なポイントを整理しておきましょう✨
Big Upはジャマイカ発祥のスラングで、「尊敬」「感謝」「賞賛」を表すレゲエ・ヒップホップカルチャーの定番表現です。
発音は「ビゴップ」「ビガップ」のどちらも使われていて、特に音楽シーンでは 「ビゴップ」の方がオーセンティックな響きとして親しまれています🎵
📝 Big Upの3つの使い方 早見表
①感謝を伝える:Big up to my mom!(ママに感謝!)
②褒める・称える:Big up yourself!(君は最高!)
③呼びかける:Bigup!(やあ/いいね!)
返し方:Big up!/Respect!/Big up yourself! でOK
湘南乃風やWANIMAのような日本のアーティストも、ライブのMCや楽曲の中で 「仲間への感謝」「ファンへのリスペクト」を伝える言葉としてBig Upを使っています。
意味そのものよりも、「相手を高く持ち上げる」というポジティブな温度感を共有するのが、この言葉の本当の魅力です💪
レゲエやヒップホップを聴いていて「Big up!」が出てきたら、アーティストが誰に向けてリスペクトを送っているかに耳を澄ませてみてください。歌詞の聴こえ方が一段深くなるはずです😊
この記事のまとめ
- Big Upはジャマイカのパトワ(方言)発祥のスラング表現である
- 基本的な意味は「尊敬」「感謝」「賞賛」「リスペクト」など、相手を高く評価するポジティブなメッセージ
- 1980年代にジャマイカで生まれ、レゲエ・ヒップホップを経由して世界中の英語圏に広まった
- 発音は「ビッグアップ」「ビゴップ」「ビガップ」の3バリエーション、現場では「ビゴップ」が一番オーセンティック
- 使い方は3パターン:①「Big up to ◯◯」で感謝を伝える(名詞)/②「Big up yourself!」で褒める(動詞)/③「Bigup!」と呼びかける(間投詞)
- 前置詞は to が基本、for(〜してくれたことに)や on(〜について)も使える
- 「Big up yourself」は「君は最高」「自分を誇れ」というポジティブな自己肯定のメッセージ
- 返し方は「Big up!」「Respect!」「Big up yourself!」のいずれかでOK
- 湘南乃風・WANIMAなど日本のアーティストも、仲間・ファンへの感謝の言葉として頻繁に使う
- カジュアルなスラングなので、ビジネス・目上の人には respect / look up to / admire / praise に置き換える
- レゲエ・ヒップホップ・SNS・仲間内のカジュアル会話で、信頼関係のある相手に向けて使うのがベスト
🎤 ネイティブの温度感を、AIで安全に練習
Big Upのようなスラングは、教科書では学べないけれど、実際の英会話では頻繁に登場します。
ChatGPTを使えば、ネイティブのカジュアルな表現を「失礼にならないかな」と気にせず安全に練習できます。